概要
デスクトップクライアントには、オーディオ、ビデオ、および画面共有に関する詳細オプションが用意されています。これらのオプションを利用することにより、オーディオやビデオフィードをより詳細に制御することが可能です。またトラブルシューティング時にも役立ちます。
Note:これらの機能は上級技術者向けの機能となります。デバイスのハードウェアとソフトウェア構成の知識が無いままこれらのオプションの切り替えを行った場合、満足の行く結果を得られない場合があります。
この記事の内容:
前提条件
- Zoomデスクトップクライアント
- Windows:4.6.0 (13614.1202)以降
- macOS:4.6.0 (13610.1201)以降
ビデオの詳細オプション
オプションにアクセスするには、以下の手順に従って下さい。
-
Zoomデスクトップクライアントで、プロフィール画像をクリックしてから[設定]をクリックします。
-
[ビデオ]タブをクリックします。
-
[詳細]をクリックします。
- お使いのOSに応じて、次のオプションを使用できます。
Mac OS:
- [騒音除去を有効化]:ソフトウェアベースのノイズ除去を行うことで、ミーティングの参加者に送信されるビデオの画像がより鮮明になります。
- [ビデオ受信に対してハードウェア加速を有効化]:ハードウェアリソースを利用して、受信したビデオフィードのレンダリングを改善します。システムに必要なハードウェアリソースがない場合、画像が悪くなる可能性があります。
Windows:
- [騒音除去を有効化]:ソフトウェアベースのノイズ除去を行うことで、ミーティングの参加者に送信されるビデオイメージがより鮮明になります。
- [ビデオ処理に対してハードウェア加速を有効化]:ハードウェアリソースを有効活用して、ビデオフィード全体のレンダリングを改善します。システムに必要なハードウェアリソースがない場合、画像が悪くなる可能性があります。
- [ビデオ送信に対してハードウェア加速を有効化]:ハードウェアリソースを有効活用して、送信するビデオフィードのレンダリングを改善します。システムに必要なハードウェアリソースがない場合、画像が悪くなる可能性があります。
- [ビデオ受信に対してハードウェア加速を有効化]:ハードウェアリソースを有効活用して、受信したビデオフィードのレンダリングを改善します。システムに必要なハードウェアリソースがない場合、画像が悪くなる可能性があります。
- [ビデオレンダリング方法]:ビデオをレンダリングするグラフィックスAPI を選択できます。デフォルトでは自動に設定されています。
- [ビデオレンダリング後処理]:キャプチャされたビデオを処理します。デフォルトでは自動に設定されています。
- [ビデオキャプチャリング方法]:ビデオに使用するマルチメディアフレームワークを選択することができます。デフォルトでは自動に設定されています。
オーディオの詳細オプション
オプションにアクセスするには、以下の手順に従って下さい。
-
Zoomデスクトップクライアントで、プロフィール画像をクリックしてから[設定]をクリックします。
-
[オーディオ]タブをクリックします。
-
[詳細]をクリックします。
- 以下のオプションを使用できます。
- [ミーティング内オプションをマイクから"オリジナルサンドを有効化"に表示]:ミーティング中のボタンを追加して、元の音声を有効にします。
- [Show in-meeting options to “Enable Audio Log” from audio menu]:オーディオ機能のトラブルシューティングログを有効化するためのオプションを、ミーティング中のコントロールに追加します。
- [連続的な背景雑音の抑制]:機器やデバイスなど、背景に流れる連続的なノイズ(ホワイトノイズ)を除去します。
- [断続的な背景雑音の抑制]:キーボードの入力や椅子の動作音、その他の連続的でないノイズなど、背景に流れる連続的でないノイズを除去します。
- [エコー除去]:ソフトウェアベースのエコーキャンセレーション機能です。マイクロホンまたは室内の音響により生成された音声のエコーを除去します。
画面共有の詳細オプション
オプションにアクセスするには、以下の手順に従って下さい。
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Zoomデスクトップクライアントで、プロフィール画像をクリックしてから[Settings]をクリックします。
-
[画面を共有]タブをクリックします。
-
[詳細]をクリックします。
- 以下のオプションを使用できます。
- [画面共有に対してハードウェア加速を有効化]:共有画面の表示に関して参加者が問題を報告している場合は、このオプションを無効にします。
- [画面共有対象を以下に制限する [ x ] フレーム毎秒]:画面共有フィードを1秒あたりの特定のフレーム数に制限します。画面共有の帯域幅の要件 を満たさない場合に有効化できます。
- [共有コンテンツの選択時に緑の境界を表示]:デスクトップ/モニター上で画面を共有 する際、画面の端に緑色の枠線を表示することで、共有している画面を簡単に識別することができます。
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[画面キャプチャーモード]:これらのオプションは、Zoomウィンドウが画面共有から除外されるかどうかなど、画面共有のキャプチャ方法に影響します。
注 :[画面共有中にZoomウィンドウを表示]が有効になっている場合、画面キャプチャモードがその設定を上書きします。
この記事のオリジナルを確認したい場合は、Advanced desktop client settingsをご参照ください。