概要
待機室では、参加者がミーティングに参加するタイミングをホスト側でコントロールできます。ミーティングのホストは、参加者を一人ずつ入室を許可することができ、また待機室内の参加者全員を一度に入室させることもできます。ミーティングに参加する際に、すべての参加者を待機室に入らせることもできますし、Zoomにサインイン済みのアカウントや特定のドメインの参加者は待機室を経由せず直接ミーティングに参加できるように設定を行えます。
待機室設定が有効なミーティングに参加する際、参加者は待機室に通され以下のような画面が表示されます。
また、待機室として表示される画面については独自のロゴやタイトル、説明を設定することができ、また動画や画像を表示するよう設定することも可能です。
注:参加者が待機室にいた時間はミーティングへの参加時間には含まれません。
この記事は以下の内容を含んでいます。
前提条件
待機室の利用
-
Zoomデスクトップクライアント
- Window:グローバル最低バージョン以上
- macOS:グローバル最低バージョン以上
- Linux:グローバル最低バージョン以上
-
Zoomモバイルアプリ
- Android:グローバル最低バージョン以上
- iOS:グローバル最低バージョン以上
- Zoom Webクライアント
- [待機室]設定の有効化
待機室のカスタマイズ
- 有料ライセンスが割り当てられたユーザー
制限事項
- 待機室が有効となっており、すべての参加者が待機室に入るよう設定されている場合、ミーティング設定における[ホストより先に参加することを参加者に許可]設定はそのミーティングでは機能しません。待機室の仕様として、アカウント内メンバーまたは許可済みドメインの参加者は直接ミーティングに参加するよう設定が可能です。
- インスタントミーティングおよびZoomミーティングに昇格したZoom Phone通話の場合、デフォルトで待機室が無効になっています。これらのミーティングで待機室を有効にするには、ミーティングコントロールの[ホストツール]タブより待機室の有効化が可能です。
- 待機室内の参加者との双方向チャットが有効になっている場合、ミーティングに参加するには、ホストとすべての参加者が最小バージョン以上にアップグレードする必要があります。また、IT面での制限によりアップデートができない参加者は、代わりにWebクライアントから参加することもできます。
待機室を有効にする
スケジュールされたミーティングのために待機室を有効にすることができます。
アカウントレベルの設定
アカウントのすべてのユーザーに対して待機室を有効にするには、以下の手順に従います。
- アカウントオーナーまたは管理者権限のあるユーザーとしてZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]を選択し、[アカウント設定]を選択します。
- [ミーティング]タブを選択します。
- [セキュリティ]セクションで、[待機室]機能が有効になっていることを確認します。
注:設定が無効になっている場合は、ステータストグルを選択して有効にします。確認メッセージが表示されたら、[有効にする]を選択して変更します。 - [オプションを編集する]を選択して、待機室のオプションを指定します。
- (オプション)自分のアカウントですべてのユーザーに対してこの設定を必須にしたい場合は、鍵型アイコンを選択し、[ロック]を選択して設定を確認します。
待合室の設定を有効にした後、以下の設定を行うことでホストまたは共同ホストは、待機室にて入室待ちの参加者の名前を変更することもできます。この機能を使用するには、ホストと共同ホストのバージョンが以上である必要があります。
- アカウントオーナーまたは管理者権限のあるユーザーとしてZoomウェブポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[アカウント管理]を選択し、[アカウント設定]を選択します。
- [ミーティング]タブを選択します。
- [ミーティング内(ベーシック)]で、[待機室にいる参加者の名前を変更することをホストまたは共同ホストに許可する]トグルを選択して、有効にします。
- 確認ダイアログが表示されたら、[有効にする]を選択して変更を確認します。
- (オプション)自分のアカウントですべてのユーザーに対してこの設定を必須にしたい場合は、鍵型アイコンを選択し、[ロック]を選択して設定を確認します。
特定のグループレベルで設定
特定のグループのすべてのメンバーに対して待機室を有効にするには、次の手順に従います。
- アカウントオーナーまたは管理者権限のあるユーザーとしてZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[ユーザー管理]を選択し、[グループ]を選択します。
- [ミーティング]タブを選択します。
- [セキュリティ]セクションで、[待機室]機能が有効になっていることを確認します。
注:設定が無効になっている場合は、ステータストグルを選択して有効にします。確認メッセージが表示されたら、[有効にする]を選択して変更します。 - [オプションを編集する]を選択して、待機室のオプションを指定します。
- (オプション)グループ内のすべてのユーザーに対してこの設定を必須にしたい場合は、鍵型アイコンを選択し、[ロック]を選択して設定を確認します。
待機室の設定を有効にした後、以下の設定を行うことでホストまたは共同ホストは、待機室にて入室待ちの参加者の名前を変更することもできます。この機能を使用するには、ホストと共同ホストのバージョンがグローバル最小バージョン以上である必要があります。
- アカウントオーナーまたは管理者権限のあるユーザーとしてZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[ユーザー管理]を選択し、[グループ]を選択します。
- [ミーティング]タブを選択します。
- [ミーティング内(ベーシック)]で、[待機室にいる参加者の名前を変更することをホストまたは共同ホストに許可する]トグルを選択して、有効にします。
- 確認ダイアログが表示されたら、[有効にする]を選択して変更を確認します。
- (オプション)グループ内のすべてのユーザーに対してこの設定を必須にしたい場合は、鍵型アイコンを選択し、[ロック]を選択して設定を確認します。
自分のミーティングの待機室を有効にする
待機室を自分用に有効にするには、次の手順に従います。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[設定]を選択します。
- [ミーティング]タブを選択します。
- [セキュリティ]セクションで、[待機室]機能が有効になっていることを確認します。
注:設定が無効になっている場合は、ステータストグルを選択して有効にします。確認メッセージが表示されたら、[有効にする]を選択して変更します。 - [オプションを編集する]を選択して、待機室のオプションを指定します。
待機室の設定を有効にした後、以下の設定を行うことでホストまたは共同ホストは、待機室にて入室待ちの参加者の名前を変更することもできます。この機能を使用するには、ホストと共同ホストのバージョンがグローバル最小バージョン以上である必要があります。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューで、[設定]を選択します。
- [ミーティング]タブを選択します。
- [ミーティング内(ベーシック)]で、[待機室にいる参加者の名前を変更することをホストまたは共同ホストに許可する]トグルを選択して、有効または無効にします。
- 確認ダイアログが表示されたら、[有効にする]を選択して変更を確認します。
- (オプション)グループ内のすべてのユーザーに対してこの設定を必須にしたい場合は、鍵型アイコンを選択し、[ロック]を選択して設定を確認します。
ミーティングごとに待機室を有効にする
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューより[ミーティング]を選択します。
- 既に予定されているミーティングの名前を選択、もしくは[ミーティングをスケジュール]を選択してミーティングの新規作成を行います。
- セキュリティオプションにある[待機室]にチェックを入れます。
- [保存]を選択します。
パーソナルミーティングIDの待機室を有効にする
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションメニューより[ミーティング]を選択します。
- [パーソナルルーム]を選択し、その後[編集]を選択します。
- セキュリティオプションで、[待機室]にチェックを入れます。
- [保存]を選択します。
待機室オプション
[待機室を有効にする]の項にて記載されている[オプションを編集する]にて、待機室に関する設定変更が可能です。
待機室には誰が行く必要があるのでしょうか?
- 全員:ミーティングに参加するすべての参加者が待機室に入室させることができます。
- アカウント外のユーザー:Zoomアカウントテナントに登録されていない、またはサインインされていない参加者のみが待機室に入室させます。サインインしていない場合は、サインインするオプションが表示されます。
- アカウント外および許可済みドメイン以外のユーザー:アカウント配下にあるユーザー、またはお客様が事前に許可したドメインでZoomアカウントにサインインしているユーザーは、待機室をスキップしてミーティングに参加することができます。このオプションを選択したら、複数のドメインをカンマで区切ってドメインを入力します。
誰が待機室から参加者を入室させられるのでしょうか?
注:上記設定にて[アカウント外のユーザー]、または[アカウント外および許可済みドメイン以外のユーザー]が選択されている場合、待機室にいる参加者の入室を許可することができる人を指定できます。
- ホストと共同ホストのみ:ホストと共同ホストのみが待機室にいる参加者の入室を許可することができます。
-
ホスト、共同ホスト、待機室をバイパスしたユーザー(ホストと共同ホストが不在の場合のみ):待機室にいる参加者の入室を許可することができるのは、以下の方のみです。
- ホストまたは共同ホスト
- 待機室をバイパスしている参加者(ホストと共同ホストがミーティングにいない場合のみ他の参加者の入室を許可することができます)
参加者パネルで待機室の人々の順序を並べ替える
控え室の参加者をアルファベット順に並べ替えるか、参加した順番に並べ替えるか選択が可能です。
注:この機能はバージョングローバル最小バージョン以上で利用可能です。
待機室オプションをカスタマイズ
[カスタムロゴの追加をホストに許可しない]にチェックを入れることで、ユーザーが待機室のカスタマイズ時にカスタムロゴの追加が行えるかどうかをコントロールすることが可能です。
この設定により、待機室にて望ましくないロゴがユーザー側でアップロードされることを防ぐことが可能です。
その他のオプション
-
ホストまたは共同ホストによりミーティング中に招待されたユーザーは待機室をバイパスする:
ホストまたは共同ホストが会議中に招待したユーザーは、控室をバイパスします。これは、会議中にZoomを通じて直接招待されたユーザー、会議セッションに割り当てられているZoom Eventsのスピーカー、または電話で招待されたユーザーに適用されます。
注:この設定は、Zoomルームまたはルームシステムを招待する場合には適用されません。招待されたルームは、常に待機室に配置されます。ダッシュボード経由で会議に参加するライブ アシスタントや、Webベースのコントローラーを使用する管理者も、これらの設定の対象外です。 -
待機室の参加者がホストと共同ホストに返信することを許可する:参加者が待機室の参加者とチャットでやり取りできるようにします。待機室へのメッセージは、待機室内の参加者全員に送ることも、個々の参加者だけに送ることもできます。待機室にいる参加者からの返事を見ることができるのは、ホスト/共同ホストだけです。
注:この機能は、クライアントバージョンがグローバル最小バージョン以上である必要があり、デフォルトでは無効になっています。有効にした場合、ミーティングに参加するには、ホストと参加者全員のアップグレードが必要になります。
ホストおよび共同ホストが不在の場合
こちらの項目でのチェックボックスを選択することで、ホストが突然会議から退席した場合に、参加者を控室に移動させることができます。このオプションを選択すると、ホストより前に参加することはできなくなります。
待機室のカスタマイズ
待機室のタイトル、ロゴ、説明はアカウント、グループ、ユーザーレベルでカスタマイズすることができます。
注:カスタマイズを行うには、[待機室]設定が有効になっている必要があります。
-
待機室を有効にした後、[待機室をカスタマイズ]を選択します。
- これにより、待機室のカスタマイズオプションが開きます。
左側に編集画面、右側に待機室がどのように表示されるかのプレビューが表示されます。
変更が加えられると右側のプレビューも更新されます。
注:赤枠のトグルを選択することでデスクトップ版のプレビューとモバイル版のプレビューの切り替えが可能です。
待機室のカスタマイズについては以下の変更が可能です。-
タイトル:会議のタイトルを更新する場合はテキストボックスの編集を行います。
注:タイトルは64文字までです。 - 待機室の参加者に以下を表示:以下のオプションより選択可能です。
- デフォルト画面:タイトルテキストと"Zoom Workplace"の画面が表示されます(上記添付画像をご確認ください)
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ロゴと説明:タイトルメッセージ、アップロードしたロゴ、メッセージを表示します。
- ロゴ:アップロードするファイルを選択するには、[ロゴをアップロード]を選択します。サポートされているロゴ画像ファイルはGIF、JPG、PNG形式で、1MBを超えることはできません。画像の解像度は60x60から400x400までです。
- 説明:テキストボックス内を選択して説明を更新します。入力できる文字数は400文字までです。
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ビデオ:タイトルメッセージとアップロードした動画を表示します。
ビデオアップロードするファイルを選択するには、ビデオのアップロードを選択してください。ビデオはMP4、MOV、またはM4V形式で、30MBを超えてはいけません。動画には音声を含めることができますが、デフォルトではミュートされています。 - 画像:画像の上部にタイトルを重ねて表示します。サポートする画像ファイルはGIF、JPG、PNG形式で、1MBを超えることはできません。画像の解像度は最低400x200で、それ以上の解像度の場合は2:1の画像比率を推奨します。
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タイトル:会議のタイトルを更新する場合はテキストボックスの編集を行います。
- 完了したら、[保存]を選択します。
- 参加者が待機室に入室した際、カスタマイズされた待機室が参加者に表示されます。
待機室の利用
Windows|Mac
ミーティング中の待合室の有効化または無効化
- ミーティングのホストとして[参加者]を選択します。
- […]を選択し、[待機室を有効化]を選択して、この機能を有効または無効にします。
または、コントロールバーより[ホストツール]タブを選択し[待機室を有効化]を選択するとこの機能を有効または無効にすることができます。
ミーティング中の参加者の入室許可
- ミーティングのホストとして、[参加者]を選択します。
- 参加者をミーティングに参加させるには、[許可する]を選択します。
待機室からの参加者全員の入室許可
- ミーティングのホストとして、[参加者]を選択します。
- 参加者をミーティングに参加させるには、[全員の入室を許可する]を選択します。
ミーティング中に参加者を待機室に戻す
- ミーティングのホストとして、[参加者]を選択します。
- 参加者の名前の横にある[詳細]を選択し、[待機室に配置]を選択します。
待機室にいる参加者へのメッセージ送信
- ミーティングのホストとして、[チャット]を選択します。
- [宛先]の隣のドロップダウンを選択します。
- [待機室の参加者]を選択します。
- チャットメッセージを入力し、待機室に送信します。
- メッセージが送信されると、待機室の参加者は待機室の画面にメッセージが表示されます。
iOS|Android
ミーティング中の待機室の有効化または無効化
- ミーティングホストとして、[詳細]をタップします。
-
[ミーティング設定]をタップします。
- 待機室が有効になっているかどうかを確認します。
ミーティング中に参加者を入室許可
- ミーティングのホストとして、[参加者]をタップします。
- 待機室内の参加者が一覧で表示されますので、[許可]をタップすることでミーティングへの参加を許可します。
待機室からの参加者全員の入室許可
- ミーティングのホストとして、[参加者]をタップします。
- 複数の参加者が待機室にいる場合、[全員の入室を許可する]をタップすることで待機室内の参加者全員がミーティングに参加します。
ミーティング中に参加者を待機室に送る
- ミーティングのホストとして、[参加者]をタップします。
- 待機室に送りたい参加者の名前をタップします。
- [待機室に配置]をタップします。
待機室にいる参加者へのメッセージ送信
- ミーティングのホストとして、[詳細]をタップします。
-
[送信先]の隣のドロップダウンをタップします。
- [待機室の参加者]をタップします。
- チャットメッセージを入力し、待機室に送信します。
Webクライアント
ミーティング中の参加者の入室の許可
- ミーティングのホストとして、[参加者]を選択します。
- 参加者をミーティングに参加させるには、[入室を許可する]を選択します。
ミーティング中に参加者を待機室に戻す
- ミーティングのホストとして、[参加者]を選択します。
- 参加者の名前の横にある[詳細]を選択します。
- [待機室に移す]を選択します。
この記事は「Using Waiting Room」、「Enabling and customizing the Waiting Room」を基に作成されました。
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