概要
ここではNeat Bar/Bar ProとNeat Padに静的なIPアドレス設定を手動で行う方法について解説します。
2022年4月現在、Neat機器では初回セットアップはDHCP環境が必須となります。DHCPを使用した初回セットアップ終了後に本記事に記載の方法で静的IPアドレス設定を行なうようにしてください。
本記事では初回セットアップは有線環境で実施、Zoom Rooms環境の例を記載しています。
前提条件
Neatファームウェア
- Neat Pad: NFA1.20220211.1400 以降
- Neat Bar: NFB1.20220211.1400 以降
- Neat Board: NFC1.20220211.1400 以降
- Neat Bar Pro: NFD1.20220211.1243 以降
- Neat Frame: NFF1.20220211.1243 以降
Zoom Rooms バージョン
- Zoom Room Appliance version: 5.9.4 (685) 以降
- Zoom Room Controller version: 5.9.3 (1069) 以降
設定の流れ
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予め設定を行う静的IPアドレスのネットワークでも、Neat製品のネットワーク要件を満たしているかを確認しておきます。
- システム設定のネットワークからNeat Bar/Bar Proのネットワーク設定を変更します。
- Neat Padのネットワーク設定を変更します。
- Neat Bar/Bar ProとNeat Padの電源とネットワークケーブルを抜きます。
- 目的のネットワークにNeat Bar/Bar ProとNeat Padを接続し、電源を入れます。
- Neat Bar/Bar ProとNeat Padがペアリングされていることを確認します
重要:手順、設定上の注意点
- 必ずNeat Bar/Bar Proの設定を先に変更します。
- ネットワーク設定は正確に入力します。Neat製品側にはネットワーク設定の正常性確認を自動的に行なう機能はありません。
- 静的IPアドレス環境において、初期設定時に設定されているNTPサーバの設定も変更する必要がある場合、静的IPアドレス設定終了後にNTPサーバの設定を変更します。
- Wi-Fiネットワークでの静的IPアドレス設定はサポートされておりません。Wi-FiネットワークはDHCPのみのサポートとなります。
手順
本手順の画像に表示されているIPアドレス等の値は例となります。お客様環境に合わせた正しい値の設定をしてください。
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Neat Padの[設定]をタップします
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[システム設定]をタップし、設定しているパスコード(デフォルト:00000)を入力します
- [ネットワーク]をタップします
- Neat Bar/Bar Proの[イーサネット]をタップします
- [IPv4を設定する(ベータ版)]をタップします
- [マニュアル]をタップします
- 各ネットワーク設定を入力します
- 設定入力後[保存]をタップします
- [OK]をタップし、次に[戻る]をタップし前画面に戻ります
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Neat Bar/Bar Proと同じ手順でNeat Padも設定します
Neat Pad設定終了後の作業
Neat Padは設定完了後、入力した設定が即座に反映されます。以下の手順でイーサネットケーブルを接続し直します。
- Neat Bar/Bar Proの電源を抜き、イーサネットケーブルを目的のネットワークに接続します。
- Neat Padイーサネットケーブルを抜き、目的のネットワークに接続します。