[データとプライバシー]のページでは、Zoom社が収集するデータとその使用方法についての情報を確認することができます。Zoomをご購入のお客様は必要に応じてZoomへのデータ提供に同意するか選択することができます。
この記事の内容は下記の通りです。
収集されるデータの種類と収集目的
Zoom社は収集するデータを使用して、サービスの運用、サポートの提供、問題のトラブルシューティング、製品の改善を行います。このデータはイベントの種類、イベントのトリガーとなった操作、イベントが発生した箇所、タイムスタンプ、およびいくつかの匿名の識別子(デバイスID、ミーティングID等)などの同様の構造に従って収集されます。収集される情報には、お客様のコンテンツ(音声、カメラ映像、チャット、ミーティングの件名、議題等)は含まれません。また、これらの同意設定では、Zoom社がお客様のコンテンツを利用してZoom、またはサードパーティのAIモデルをトレーニングすることは許可されておりません。
Zoom社が収集するデータは下記の2つのカテゴリがあります。
- 必要な診断データ: Zoom社がサービスを運用やサポートの提供、トラブルシューティングを行うために必要なデータが該当します。このデータは、サービスの信頼性、安全性、および最新性を維持するために利用されます。
例として、Zoomは、ミーティング中の録画機能がトリガーされたときに必要な診断データを収集し、ミーティングの参加者が録画権限に関わる通知を受信できるようになります。 - オプションの診断データ: Zoomによる製品の改善や、問題の検出/診断/修正に役立つ拡張情報を提供するための追加データが該当します。必要な診断データのみを提供する場合でもサービスは正常に動作しますが、この追加データによりZoom社が問題の特定と修正を行い、すべてのZoom利用者に利益をもたらす製品の改善を行うことが容易になります。
オプションの診断データの例として、今後の追加オプションを提供できるよう、ユーザーがホワイトボードに挿入した図形やユーザーが設定したバーチャル背景に関してのデータが含まれます。
データとプライバシー管理設定
データとプライバシー管理設定へのアクセス
管理者とユーザーはZoom社が収集及び使用するデータの種類を詳細に制御できます。同意設定はZoom Webポータルの管理者セクションと個人セクションの両方に存在します。それぞれのアクセス方法は下記の通りです。
- 管理者:
- Zoom Webポータルにアカウントオーナー、または管理者としてサインインします。
- 管理者メニュー内の[詳細]、[データとプライバシー]の順にクリックします。
- 個人:
- Zoom Webポータルにサインインします。
- 個人メニュー内の[データとプライバシー]をクリックします。
データとプライバシー管理設定の確認と制御
データ収集に関する情報の確認や、設定の変更は管理者、ユーザーの両方のレベルで行うことができます。
- Required Diagnostic Data(必要な診断データ): Zoomのサービスの提供と運用、サポートの提供、トラブルシューティングのために必要な診断データが収集されます。サービスを運用するために必要な場合、ミーティングIDなどの識別子が収集される場合があります。[Required Diagnostic Data]は必ず収集されるデータであるため、デフォルトで有効となっており、無効にすることはできません。
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Optional Diagnostic Data(オプションの診断データ): Zoom社は提供するサービスのパフォーマンスを向上させるために追加の診断データを収集する場合があります。管理者とユーザーは必要に応じて[Optional Diagnostic Data]をオフにし、追加の診断データが収集されることを拒否することができます。デフォルトの設定は、アカウントの種類や法的管轄地域によって異なります。
注:- オプションの診断データの収集はZoomクライアントのバージョン5.15.10移行のみ適用されます。
- 管理者メニューで[Optional Diagnostic Data]を無効にした場合、アカウント内のユーザーの設定も自動で無効になり、ユーザーは[Optional Diagnostic Data]の設定を変更することができなくなります。
- 管理者メニューで[Optional Diagnostic Data]を有効にした場合、アカウント内のユーザーは個人メニュー内で[Optional Diagnostic Data]を無効にし、データの収集を拒否することができます。
- [Optional Diagnostic Data]が無効化されている場合でも必要な診断データについては収集されます。
診断データとは別にパーソナライズされたエクスペリエンスのためにZoom社がどのように自分のデータを利用するかを制御することもできます。これらの設定を有効化すると、アカウントレベル、またはユーザーレベルで診断データを使用して、Zoom製品とサービスのパーソナライズされた推奨事項を提供できるようになります。
- 管理者メニューでの設定
- Personalized Account Experiences: Zoomのアカウントレベルのデータを使用してエクスペリエンスを向上させるためのパーソナライズされたヒント、コミュニケーション、推奨事項を提供できるようになります。
- Personalized User Experiences: アカウント内のユーザーが、Zoom利用時のエクスペリエンスを向上させるためのパーソナライズされたヒント、コミュニケーション、推奨事項を有効、または無効にできるかを制御します。
- 個人メニューでの設定
- Personalized Experiences: Zoomが使用状況データを使用して、Zoom利用時のエクスペリエンスを向上させるためのパーソナライズされたヒント、コミュニケーション、推奨事項を提供できるようになります。
注:
- 管理者メニュー内で[Personalized User Experiences]を有効にすると、個人メニューにおいて[Personalized Experiences]を有効または無効に変更できるようになります。
- 管理者メニュー内で[Personalized User Experiences]を無効にすると、個人メニューにおいて[Personalized Experiences]は自動で無効となり、設定を変更することができなくなります。
この記事は「Understanding the Consent Settings in Data & Privacy Center」を基に作成されました。