概要
Zoom RoomsのBYOD(Bring Your Own Device)モードでは、Zoom Roomsシステムのカメラ、マイク、スピーカーなどのハードウェアを、ノートパソコンなどの別のデバイスで使用することができます。例えば、Zoom Roomsのデバイスを周辺機器として使用して、ノートパソコンでMicrosoft TeamsなどのサードパーティのUCプラットフォームとのミーティングに参加したり、ノートパソコンでアプリケーションを使用してローカルレコーディングを行うことができます。BYOD モードの使用は、これらのアクティビティに必須ではありませんが、Zoom Roomsシステムのカメラ、スピーカー、マイクを活用できる多彩なオプションを提供します。
前提条件
- Zoom Roomsバージョン:5.17.0以降
- USB接続を備えたノートパソコンまたはその他のデバイス
-
次のいずれかのデバイス:
- Neat Zoom Roomsアプライアンス(Neat Frameは除く)*
- DTEN D7X 55インチアプライアンス
- Poly Zoom Roomsアプライアンス
- Yealink Zoom Roomsアプライアンス
- ロジクール ZRアプライアンス*
- Crestron Windows Zoom RoomsのUC-MMX-30-Z、UC-BX-30-Z、UC-BX-31-Z、およびUC-CX-100-Zシステムは、Dell、Asus、およびLenovoのUC-Engineモデルを利用するため、最低でもUC-Engineファームウェアのバージョン1.11が必要
*注: ロジクールおよびNeatデバイスをBYODモードで使用すると、Zoom Roomsのステータスがオフラインになります。それ以外のデバイスは、BYODモード時でもオンラインのままで、バックグラウンドでアプリケーションを実行したままとなります。
制限事項
BYODモード使用時は、以下の機能が非アクティブになります:
- ミーティングアラート
- Zoom Roomsデジタルサイネージ緊急通知
- ミーティングやZoom Phone着信
- ミーティングの自動開始
- ルームチェックイン通知
- 直接共有
- 近接検出
- デバイス操作時間
- 音声コマンド
BYODモードを許可する方法
注: この機能はデフォルトで有効になっています。また、Mac版Zoom Roomsはサポートされていません。
- Zoom Webポータルに管理者としてサインインします。
- [ルーム管理]>[Zoom Rooms]の順にクリックします。
-
特定のRooms、場所、またはアカウントに対してこの機能を有効にすることができますが、ここでは[アカウント設定]をクリックします。
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[USB 接続経由で Zoom Rooms BYODを使用することをユーザーに許可する]トグルをクリックし有効にします。
-
確認ダイアログが表示されら[有効にする]をクリックします。
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(オプション) アカウント内のすべてのユーザーがこの設定を変更できないようにするには、鍵アイコンをクリックし設定をロックします。
BYODモードの接続プロンプトを有効にする方法
この機能はデフォルトで有効になっています。無効になっている場合、またはデバイスの接続時にBYODプロンプトが表示されない場合は、次の手順に従ってください。また、Mac版Zoom Roomsはサポートされていません。
- Zoom Webポータルに管理者としてサインインします。
- [ルーム管理]>[Zoom Rooms]の順にクリックします。
- 特定のRooms、場所、またはアカウントに対してこの機能を有効にすることができますが、ここでは[アカウント設定]をクリックします。
- [BYOD接続プロンプト]トグルをクリックして有効にします。
- 確認ダイアログが表示された場合は[有効にする]をクリックします。
- (オプション) アカウント内のすべてのユーザーがこの設定を変更できないようにするには、鍵アイコンをクリックし設定をロックします。
Zoom RoomsでBYODモードを開始する方法
Neatデバイス
Polyデバイス
- USB接続を備えたノートパソコンまたはその他のデバイスをZoom Rooms Polyアプライアンスに接続します。
- 次のプロンプトがコントローラーまたはタッチディスプレイに表示されます: BYODパススルーに切り替えますか?
- [スイッチ]をタップします。
- ルームシステムのカメラ、マイク、スピーカーをコンピュータから使用できます。これらのデバイスの設定を変更するには、ルームコントローラーまたはタッチスクリーンディスプレイを使用します。
- ルームシステムのハードウェアを使用して、計画したアクティビティを実行します。
- BYODモードを終了するには、コントローラーで[Zoom Roomsに切り替え]をクリックするか、タッチディスプレイで[終了]をクリックします。または、USBケーブルを取り外し、ルームシステムが自動的にZoom Roomsアプリケーションに戻るまで待ちます。
DTEN D7X
- USB-Cケーブルを使用してノートパソコンまたはその他のデバイスをDTEN D7Xに接続します。
- BYODモードまたは画面共有のどちらかを選択するプロンプトが表示されます。BYODモードで[開始]をタップします。
- ディスプレイに[In BYOD Mode]というメッセージが短時間表示されます。
- ルームシステムのカメラ、マイク、またはスピーカーを制御するには、ノートパソコン(またはその他のデバイス)インターフェイスを使用するか、別のアプリケーション(例: Microsoft Teams)のインターフェイスを使用します。
- ルームシステムのハードウェアを使用して、計画したアクティビティを実行します。
- BYODモードを終了するには、USB-Cケーブルを取り外し、ルームシステムが自動的にZoom Roomsアプリケーションに戻るまで待ちます。
- ディスプレイに[BYOD モードを終了しました]というメッセージが短時間表示されます。
こちらの記事は、「Bring your own device (BYOD) for Zoom Rooms」を元に作成しました。