管理者は、アドホックまたは自動通話録音に関する次のポリシー設定を有効、または無効にできます。
- アドホックコールレコーディング(アドホック通話録音): Zoom Phoneユーザーが通話中コントロールを使用して通話を録音できるようにします。無効にしても、ユーザーは既存の通話録音に引き続きアクセスできます。
- 自動コールレコーディング(自動通話録音): Zoom Phoneでの通話を自動で録音します。音声プロンプトをカスタマイズして、通話が録音されることを相手に通知できます。
- キューコールのアドホック通話レコーディングをメンバーに許可します: コールキューメンバーが通話中コントロールを使用して通話を録音できるようにします。
注:- このポリシー設定はメンバー個人のアクセス許可よりも優先されます。
- このポリシー設定はコールキュー経由での着信、発信に適用されます。
すべての通話録音はクラウドへ保存されます。管理者は通話ログを使用してすべての通話録音にアクセスできます。ユーザーは通話履歴を使用して、自身のアドホック通話録音、自動通話録音の音声へアクセスできます。
注:
- デフォルトでは、Zoom Phoneユーザーは自分のアドホック通話録音にアクセス、ダウンロード、削除できます。アクセスレベルは変更することができます。
- デフォルトでは、Zoom Phoneユーザーの自動通話録音に管理者のみがアクセスできます。コールキューの自動通話録音は管理者または関連する役割を持つユーザーがアクセスできます。
- 録音を共有して、デフォルトではアクセス権限がないZoom Phoneユーザーが自動通話録音にアクセス、ダウンロード、削除できるようにできます。
- 一部の設定の状況によっては、アドホック通話録音、または自動通話録音に影響を与える可能性があります。
- Zoom Phone役割管理を利用して、ユーザーが特定のユーザー、コールキュー、まはたサイトの通話録音にアクセスできるようにできます。
この記事の内容は下記のとおりです。
前提条件
- Pro、Business、Education、Enterpriseアカウント
- アカウントオーナー、または管理者権限
- Zoom Phoneライセンス
アドホック通話録音、自動通話録音の有効化/無効化
注: 複数サイトが無効化されている場合は、サイトレベルでの設定を行うことはできません。
- 設定をしたいレベルの設定画面へアクセスします。
- アカウントレベル: [アカウント管理]、[アカウント設定]の順にクリックし[Zoom Phone]タブを開きます。
- サイトレベル: [電話システム管理]、[会社情報]、設定を変更するサイト名の順にクリックし、[ポリシー]のタブを開きます。
- ユーザーレベル: [電話システム管理]、[ユーザーとルーム]、設定を変更するユーザーの表示名の順にクリックし、[ポリシー]タブを開きます。
- 共有エリア: [電話システム管理]、[ユーザーとルーム]、[共有エリア]、設定を変更する共有エリアの名前の順にクリックし、[ポリシー]タブを開きます。
- コールキュー: [電話システム管理]、[コールキュー]、設定を変更するコールキュー名の順でクリックし、[ポリシー]タブを開きます。
- 有効化/無効化したい設定のトグルスイッチを切り替えます。
- 自動コールレコーディング: 有効化されると通話を自動で録音します。
- アドホックコールレコーディング(コールキュー以外) : 有効化するとユーザーが通話中コントロールを利用して録音できるようになります。
- 通話録音のオプションについてはアドホックまたは自動通話録音設定のセクションをご確認ください。
コールキューメンバーへのアドホック通話録音の許可
- [電話システム管理]、[コールキュー]の順にクリックします。
- 設定を変更するコールキューの名前をクリックします。
- [ポリシー]タブを開きます。
- [キュー コールのアドホック通話レコーディングをメンバーに許可します]のトグルをクリックして、設定を有効化、または無効化します。
アドホックまたは自動通話録音設定
アドホック通話録音、または自動通話録音を有効化した後、次の設定をカスタマイズできます。
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アクセスメンバーリスト: 通話録音へアクセスできるユーザーを制御します。
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以下の通話を録音する: 録音する通話の種類を制御します。
注: この設定は[自動コールレコーディング]の項目でのみ設定可能です。-
受信と発信: 着信通話と発信通話の両方を録音します。
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受信: 着信通話のみ録音します。
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発信: 発信通話のみ録音します。
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レコーディング開始時に通話参加者へプロンプトを再生: 通話が録音されることを通話参加者に警告する免責事項の音声プロンプトを再生します。自動通話録音の場合はデフォルトのプロンプトを選択するか、[オーディオライブラリ]をクリックしてカスタムオーディオを選択、録音、またはアップロードすることができます。アドホック通話録音の場合はデフォルトのプロンプトのみ利用できます。
注: 通話の録音が開始されると、最初にプロンプト音声が再生されます。プロンプト音声が流れた後に通話へ参加した通話参加者にはプロンプトは再生されません。例えば、通話に別のユーザーを追加したり、プロンプト音声再生後にコールモニタリングを開始した場合が該当します。-
記録されることに同意するには、1を押してください: 録音開始時のプロンプトの後に、発信者が1を押して録音に明示的に同意することを要求するプロンプトを再生します。このプロンプトは2回再生されます。発信者が2回目のプロンプトの後に1を押さなかった場合、通話を続けることで録音に同意したことになることが通知されます。関連する通話ログには同意がアクティブではなくパッシブであったことが示されます。
注: この設定は複数サイトの設定が有効な場合と無効な場合で設定できるレベルが変化します。 - 複数サイトが無効な場合: アカウント設定でのみ設定できます。
- 複数サイトが有効な場合: 各サイトの設定でのみ設定できます。
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- レコーディングの停止時に通話参加者にプロンプトを再生する: 通話録音が停止した際にプロンプトを再生します。プロンプトが再生される範囲を下記のどちらかから選択できます。
- 通話参加者全員
- レコーディング対象ユーザーのみ
- レコーディングのビープトーンを再生する: 録音されているユーザーに通話が録音中であることを知らせるビープ音を再生します。
注: この設定はZoom Phoneユーザーに対してアドホック、自動通話録音が有効化されている場合、またはコールキューの自動通話録音が有効化されている場合に有効化できます。また、設定はアカウントレベル、グループレベルで設定できますが、適用されるのはコールキューとZoom Phoneユーザーに対してのみです。- 再生対象
- 通話参加者全員
- レコーディング対象ユーザーのみ
- ビープの時間間隔: ビープ音が再生される間隔を設定します。
- 音量: ビープ音の音量を設定します。
- 再生対象
- 通話レコーディングトランスクリプションを許可します: Zoomによる通話録音の文字起こしを許可します。録音を再生する際に文字起こしを表示できます。
- 自動通話レコーディングの停止と再開を内線に許可します: Zoom Phoneユーザーが自動録音されている通話に対して通話中コントロールから通話録音の一時停止と録音の再開をできるようにします。
この記事は「Changing call recording settings」を基に作成されました。