概要
新しいWebエクスペリエンスとは、ZoomのWebポータルにおける画面デザインや設定画面を刷新した新しい操作環境です。
従来のZoom Webポータルでは、ブランディング設定の一部においてHTMLやCSSを用いた細かなカスタマイズが可能でしたが、新しいWebエクスペリエンスでは、GUIベースの設定画面へ整理され、設定方法や引き継がれ方に違いが見られます。
そのため、切り替えにあたっては、現在利用しているブランディング設定のうち、どの項目がそのまま利用でき、どの項目が再設定対象となるかを事前に確認しておくことが重要です。
新しいWebエクスペリエンスに関する記事:Introducing the new Zoom Web experience
本記事は、Zoomの新しいWebエクスペリエンスへの切り替えに伴うブランディング設定の影響について、弊社環境で確認した結果を整理したものです。
Zoomアカウントに展開されたか確認する方法
Zoomアカウントに新しいWebエクスペリエンスが展開されると、以下スクリーンショットのように、「Try new experience」というトグル約90日間が表示されます。
このトグルを有効にするとユーザーごとに新しいWebエクスペリエンスに切り替えが可能で、もう一度クリックし無効にすることで、旧UIに戻すことも可能です。
変更後UI:
※このトグルはお客様Zoomアカウントに展開されてから約90日間表示され、いつでも設定変更が可能な状態となりますが、90日を過ぎるとZoomにより新しいWebエクスペリエンスへ変更されます。
※このトグルはユーザーごとの設定となるため、90日の間に管理者が一括でZoomアカウント全体のUIを「新⇔旧」に変更することはできません。
弊社環境での確認結果
再設定が不要な項目
- ランディングページ
- メール
- ミーティングとウェビナー
再設定が必要な項目
- ヘッダー、フッター、サイドバー
- CSS
- 画像
詳細
ランディングページ、メール、ミーティングとウェビナー
弊社環境で確認した範囲では、ランディングページ、メール、ミーティングとウェビナーについては、新しいWebエクスペリエンス切り替え後も大きな差分は見られませんでした。
そのため、これらの項目は、切り替え時に優先して再設定を実施する必要性は低いと考えられます。
ヘッダー、フッター、サイドバー
従来のZoom Webポータルでは、ヘッダー、フッター、サイドバーに対してHTMLベースでのカスタマイズが可能でした。
一方、弊社環境で新しいWebエクスペリエンスを確認したところ、ブランディング設定画面はGUIベースの設定画面へ変更されており、背景色、テキスト色、ロゴ、ヘッダー項目などは調整できるものの、従来のようなHTML集欄は確認できませんでした。
以下は弊社環境で確認した新しいWebエクスペリエンスのブランディング画面です。ヘッダー/フッターのスタイルやロゴはGUIから設定する形式になっています。
このため、従来HTMLで設定していた内容は、そのまま引き継がれない前提で、切り替え後に改めて設定内容を見直す必要があります。
CSS
従来はCSSタブから色やリンク表示などを細かくカスタマイズできましたが、弊社環境で確認した新しいWebエクスペリエンスでは、CSSを直接設定するタブは確認できませんでした。
旧UIのCSSタブ内設定画面:
そのため、従来CSSで調整していた配色や装飾については、切り替え後に同等の再現ができない、または別の設定方法への置き換えが必要になる可能性があります。
画像
画像については、切り替え後にそのまま利用されるのではなく、Zoomロゴになるため、再アップロードが必要でした。
特に、ヘッダーロゴなど独自画像を利用している場合は、切り替え後の再設定漏れに注意が必要です。
切り替え前に整理しておきたい項目
切り替え前に、以下の内容を控えておくことを推奨します。
- ランディングページの設定内容(念のため)
- メールテンプレートの設定内容(念のため)
- ミーティングとウェビナーの設定内容(念のため)
- ヘッダー、フッター、サイドバーの設定内容
- CSSの設定内容
- 使用中の画像ファイル一式
特に、ヘッダー/フッター/サイドバー、CSS、画像については、切り替え後に再設定が必要になるため、事前にスクリーンショットや設定内容を保存しておくと、移行後の対応がスムーズです。
まとめ
弊社環境で確認した結果、新しいWebエクスペリエンス切り替え時に影響が大きい項目は、以下の3点でした。
- ヘッダー、フッター、サイドバー
- CSS
- 画像
一方で、以下の項目は、弊社環境で確認した範囲では変更は見られませんでした。
- ランディングページ(Zoom Webポータルにサインインする際の画面)
- メール
- ミーティングとウェビナー
そのため、切り替え対応時は、従来HTMLやCSSによりカスタマイズしていた項目、および独自画像を利用している項目を優先して確認することを推奨します。
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