関連ドメインは、組織のメールアドレスドメイン(@zoom.usなど)を使用して、そのドメインに一致するメールアドレスを持つユーザーを、組織のアカウントに統合するために使います。関連ドメインが認証済みになると、そのドメインに一致する全ての新規ユーザー、また既存ユーザーがZoomへのサインインを行う際に、その組織のアカウントへの参加を促すプロンプトを表示する設定が有効になります。また関連ドメインに属する全てのユーザーをSSOでサインインさせることを強制することも可能になります。
この記事は以下の内容を含んでいます。
$$$
前提条件
- Business、EnterpriseまたはEducationアカウント
- 組織が所有するカスタムドメイン(@gmail.comや@outlook.comなどのドメインは使用できません)
- アカウントオーナーまたは管理者権限をもっていること
アカウントにカスタムドメインを追加する
- アカウントオーナーまたは管理者権限にてZoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、アカウント管理、アカウントプロフィールの順に選択します。
- [関連ドメイン]のセクションで、[その他ドメインを追加する]を選択します。
- [関連ドメインを追加]ダイアログで、1つ以上のドメインを入力して[ドメインを追加]を選択します。複数ドメインを追加する場合はカンマ","で区切って入力をします。
- 追加したドメイン名の横にある[認証]を選択します。
- [ドメインの認証]ダイアログから確認方法の1つを選択し、[次へ]を選択します:
- 表示されるページの指示に従います。このページは各検証方法によって異なります。
注:以下の画面に表示されている値は例であり、実際にダウンロードまたは貼り付ける値は異なります
ドメインにTXTレコードを追加する
注:Zoom側でのドメインの検証が完了したら、上記TXTレコードについては削除頂いて問題ございません。
ドメインにHTMLファイルをアップロードする
ドメインのホームページに<meta>タグを追加する
Zoomサポートからの手動承認をリクエストする
注:Zoomサポートの手動認証を行う場合、手続きを行った管理者ユーザーのメールアドレスにZoom担当者からのメールが送信されます。そちらよりZoom担当者とやり取りが可能ですのでご確認頂けますと幸いです。
またZoom上でも承認に関するチケットが発行されますので、そちらについてもご確認頂けますと幸いです。
チケットに関してはZoom Webポータルにサインイン頂いた後、右上の[サポート]を選択します。
その後Zoomサポートのページが開かれますので、右上の[マイアカウント]を選択し、プルダウンから[サポートダッシュボード]を選択することでチケットの確認が可能です。 - 各検証方法にて記載されている適切な情報を追加またはアップロードしたことを示すチェックボックスを選択してから、[ドメインの認証]を選択します。
- ドメインが承認されるまで、ドメインの横に[検証中]というメッセージが表示されます。
ドメインの検証には、1時間~数日間かかる場合があります。
想定されている時間内に検証が完了しない場合は、[認証内容の詳細を表示する]を選択します。
これによりドメインの検証手順が再度表示されますので、手順が正しく実施されているか確認を行います、[再認証]を選択することで、ドメインの検証が再度行われます。
関連ドメインとアカウントの管理
ドメインが認証されると、このアカウント内でドメインを管理し、同じドメインのユーザーをアカウントに統合するオプションを選べるようになります。
注:ユーザーがアカウントへの参加通知を受け取った場合、アカウントへの参加をスキップすることが可能ですが、スキップできるのは2回までとなっています。3回目の通知の際はアカウントに参加するか、新しいメールアドレスでのユーザー作成が強制されます。この時にアカウントへの参加、新規ユーザーの作成をスキップしようとすると、これまで利用していたユーザーのロックが行われます。
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[アカウント管理]、[アカウントプロフィール]の順に選択します。
- 関連ドメインセクションでは、アカウントに関連付けられているドメインを表示し、有効にするオプションを選択します。
- [同じドメインのユーザーを管理]:該当ドメインのメールアドレスにてZoomアカウントを作成しようとした場合、別のメールアドレスの使用を促すダイアログが表示されます。該当ドメインを使用している、アカウント外のメンバーではない既存ユーザーはメールアドレスを変更する必要があります。
- [同じドメインを持つユーザーのこのアカウントへの統合を許可]:既存のユーザーについて、管理アカウントに統合するか、別のメールアドレスでサインアップするように促されます。上記の通り、メールアドレスを変更せず最大で3回までサインインが可能ですが、それ以降はユーザーのロックが行われます。
-
[同じドメインを持つユーザーのZoomに対してサインアップを許可]:ユーザーは関連付けられたドメインのメールアドレスを使用してZoomへのサインアップが可能です。たとえば、関連付けられたドメインが[mydomain.com]の場合、[name@mydomain.com]を使用してサインアップが可能です。ユーザーにはアカウントをアクティブにするメールが送信され、サインイン後、管理アカウントに統合するか、メールアドレスを変更するように求められます。この設定はデフォルトで無効になっており、[同じドメインのユーザーを管理]オプションを有効にする必要があります。
注:- ユーザーに統合オプションを付与するには、[同じドメインを持つユーザーのこのアカウントへの統合を許可]を有効にする必要があります。
- ユーザーにSSOのサインイン方法を強制する場合は、この設定を有効にできません。
- [保存]を選択します。その際アカウントへの統合が求められるユーザー数が表示されます。
- (オプション)このドメインに既存のZoomユーザーが存在する場合は、メールを送信を選択し、該当のZoomユーザーにドメインの変更を通知します。
これらの設定やユーザーへの影響、またユーザーへの通知方法の詳細に関してはこちらをご参照ください。
既存の関連ドメインの表示
- Zoom Webポータルにサインインします。
- ナビゲーションパネルで、[アカウント管理]、[アカウントプロフィール]の順に選択します。
- 関連ドメインセクションでは、アカウントに関連付けられているドメインと、その認証ステータスを表示できます。
- [ユーザーのまとめを表示]を選択すると、アカウント外のユーザー数を確認できます。
- 関連ドメインの認証が完了していない場合、ドメインの認証もしくは削除が行えます。
- [ユーザーのまとめを表示]を選択すると、アカウント外のユーザー数を確認できます。
注:認証済みの関連ドメインを削除したい場合、Zoomテクニカルサポートに連絡する必要があります。
関連ドメインに対しSSOでのサインインを要求する
関連ドメインが認証された段階で、該当ドメインのユーザーに対しSSOでのサインインを強制することが可能です。
注:この機能を利用する場合、上記の[同じドメインのユーザーを管理]が有効化されている必要があります。
-
Zoom Webポータルにサインインします。
-
ナビゲーションメニューで、[詳細設定]、[セキュリティ]の順に選択します。
-
[サインイン方法]のセクションで、[ユーザーがシングルサインオン(SSO)でサインインすることを許可する]を選択して、有効にします。
-
[ユーザーの電子メールアドレスが以下のドメインの1つに属する場合、そのユーザーにSSOでのサインインを求める]チェックボックスを選択します。
-
[ドメインを選択]を選択します。
-
SSOでのサインインを要求するドメインのチェックボックスを選択します。
-
(オプション)特定のユーザーに対してSSOをバイパスしてメールアドレスとパスワードでサインインを行わせる必要がある場合は、[SSOサインインをバイパスできるユーザーを特定する]で[+ユーザーを追加]を選択します。メールアドレスをカンマで区切って入力します。
注:上記設定を行う場合、メールアドレスでのサインイン等、追加のサインイン方法を有効にしておく必要があります。そうしないと、管理者を含む全てのユーザーがアカウントからロックアウトされる可能性があります。管理者としてのサインイン方法の有効化または制限については、こちらをご覧ください。 -
[保存]を選択します。
注:
- アカウント上で承認された関連ドメインと一致しない新規作成されたSSOユーザーには、メールアドレスを確認するためのメールが送信されます。
- SSOサインインをバイパスできるユーザーは1000ユーザーまでと制限されています。
この記事は「Getting started with associated domains」を元に作成されました
__________________________________________________________________________
Zoomに関するご要望はこちらから
今後のコンテンツやサービスの検討のため、ぜひ忌憚なきご意見をお寄せください
※こちらにご記入いただいた内容は外部公開はされません
※お問い合わせフォームではございませんので、回答が必要なご質問については営業/ 当社サポートまでお問い合わせください