概要
ミーティングの統計では、ミーティング中にさまざまな統計情報を表示できます。これにより、ミーティング中にネットワーク、オーディオ、ビデオの問題が発生しているかどうかを判断できます。Zoom Phoneのライセンスをお持ちの場合は、通話中に統計情報を表示することもできます。VDIクライアントをお持ちの場合は、ミーティング中に統計情報を表示できるVDI統計情報を表示できます。
この記事の内容は次のとおりです。
前提条件
- ビジネス、教育、またはエンタープライズプランで従量課金制のオーディオを購入
- Zoom Phoneライセンス
- オーディオプランの契約番号を使用するライセンスユーザー
- Windows、macOS用Zoomデスクトップクライアント:グローバル最小バージョン以上
Zoomデスクトップクライアントでミーティングと電話の統計にアクセスする方法
ミーティングコントロールを使用して統計情報にアクセスする
デスクトップクライアントでZoomミーティングに参加している間、ミーティングの統計情報を表示できます。
- Zoomデスクトップクライアントにサインインします。
- ミーティングを開始するか、参加します。
- 会議コントロールで、[ビデオ開始]または[ビデオ停止]の横にある[^]をクリックします。
- [ビデオ設定]をクリックします。
-
[統計情報]をクリックします。
メインウィンドウから統計情報にアクセスする
- Zoomデスクトップクライアントにサインインします。
- ミーティングを開始するか、参加します。
-
歯車をクリックし[統計情報]をクリックします。
ミーティング中に利用可能な統計情報
ミーティングと電話の統計情報にアクセスすると、次のタブで統計情報を表示できます。
全体
注: 推奨仕様については、システム要件を参照してください。
-
CPU
コンピュータのCPUクロック速度とコア数。バーには、CPU全体の使用率と比較した、コンピュータのプロセッサ上のZoomの使用率が表示されます。 -
メモリ
コンピュータで使用可能なメモリの総量。バーには、全体の使用量と比較してZoomが使用しているメモリ量が表示されます。 -
帯域幅
Zoomが現在送信しているデータ量が表示されます。スピードテストで現在の帯域幅を確認してください。一般的に、HDビデオのアップロード/ダウンロードは1.2Mbpsを推奨します。 -
ネットワークの種類
有線接続か無線接続かを表示します。 -
プロキシ
プロキシサーバーを使用しているかどうかを示します。プロキシサーバー経由でZoomに接続する際に問題が発生する場合は、アカウントの所有者または管理者がプロキシサーバーの設定を変更してください。 -
接続タイプ
参加者が使用している、または使用していたデータプロトコルのタイプです。 -
データセンター
参加者が会議に接続したZoomデータセンターです。 -
自分の暗号化アルゴリズム
参加者のデバイスのみが知っている暗号化キーを使用して暗号化されます。 -
バージョン
現在使用しているZoomデスクトップクライアントのバージョン番号が表示されます。
オーディオ
-
頻度
送受信するオーディオ周波数のサンプルレートです。通常、16~48kHzのサンプルレートが許容範囲です。周波数が高いほど音質が良くなります。 -
レイテンシ
パケットを送受信する間の遅延です。通常、150ms以下のレイテンシーを推奨します。レイテンシーが高くなると、映像と音声の間に顕著な遅延が生じます。例えば、あなたが話してから相手側が音声を受信するまでの時間などです。 -
ジッター
ネットワークの輻輳、タイミング・ドリフト、経路変更などによって発生する、パケット到着までの時間のばらつきです。通常、ジッターは40ms以下を推奨します。 -
パケット損失 - 平均(最大)
最終宛先に到達できなかったデータ量です。通常、パケットロスは2%以下を推奨します。
ビデオ
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レイテンシ
パケットを送受信する間の遅延です。通常、150ms以下のレイテンシーを推奨します。レイテンシーが高くなると、映像と音声の間に顕著な遅延が生じます。例えば、あなたが話してから相手側が音声を受信するまでの時間などです。 -
ジッター
ネットワークの輻輳、タイミング・ドリフト、経路変更などによって発生する、パケット到着までの時間のばらつきです。通常、ジッターは40ms以下を推奨します。 -
パケット損失 - 平均(最大)
最終宛先に到達できなかったデータ量です。通常、パケットロスは2%以下を推奨します。 -
解像度
ビデオカメラで表示できる縦横のピクセル数。通常、解像度が高いほど高品質です。解像度は1280×720ピクセルを推奨します。推奨HDカメラのリストをご覧ください。
※Zoomミーティングの解像度は、仕組み上以下の挙動となります。
- 送信解像度:他の参加者があなたをスピーカービュー&フルスクリーンにした場合、要求される解像度が高くなるため送信解像度が高くなります。(要帯域も推奨値以上であること)
-
受信解像度:自分が表示させているレイアウトをスピーカービュー&フルスクリーンにすると相手に対し高い解像度を要求します。そのため受信解像度が高くなります。(要帯域も推奨値以上であること)
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フレーム/秒
ビデオカメラが独自の画像またはフレームを生成できる速度です。Zoomは最大30fpsのフレームレートをサポートしています。映像がなめらかな動きになるようにするには通常、30fpsに近いフレームレートが推奨されます。推奨HDカメラのリストをご覧ください。
画面共有
注:画面を共有(送信)している場合、[受信]列は空白になります。共有画面を受信している場合、[送信]列は空白になります。
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レイテンシ
パケットを送受信する間の遅延です。通常、150ms以下のレイテンシーを推奨します。レイテンシーが高くなると、映像と音声の間に顕著な遅延が生じます。例えば、あなたが話してから相手側が音声を受信するまでの時間などです。 -
ジッター
ネットワークの輻輳、タイミング・ドリフト、経路変更などによって発生する、パケット到着までの時間のばらつきです。通常、ジッターは40ms以下を推奨します。 -
パケット損失 - 平均(最大) :
最終宛先に到達できなかったデータ量です。通常、パケットロスは2%以下を推奨します。 -
解像度
ビデオカメラで表示できる縦横のピクセル数。通常、解像度が高いほど高品質です。画面共有時の解像度は1920×1080ピクセルを推奨します。 -
フレーム/秒
ビデオカメラが独自の画像またはフレームを生成できる速度です。Zoomは最大30fpsのフレームレートをサポートしています。静止画を画面共有する場合はフレームレートは低くても問題ありませんが、その静止画上でマウスを頻繁に動かしたりする場合は15fpsほど必要になります。
通話中に利用可能な統計情報
Zoom Phoneライセンスをお持ちの場合は、Zoom Phone通話中に[電話]タブで診断情報を表示することもできます。
注:通話を追加した場合、または通話を三者通話に結合した場合は、通話参加者ごとに 2 セットの統計が表示されます。
電話
-
レジスターID
Zoom Phoneサーバーへのネットワーク接続の問題をトラブルシューティングするために、この登録IDをZoomに渡すよう求められることがあります。IDにカーソルを合わせて、コピーボタンをクリックします。 -
サーバーIP/ポートを登録
ユーザーが接続しているZoom PhoneサーバーのIPアドレスです。 -
ネットワークスイッチ
該当する場合、ユーザーが接続しているネットワークスイッチを表示します。 -
ローカルネットワークインターフェイス
ユーザーがZoom Phoneサービスへの接続に使用しているローカルネットワークデバイス(例:内部ネットワークカード)です。 -
呼び出し先番号
通話の相手の電話番号です。 -
ローカルのIPとポート
ローカルIPアドレスとポート番号です。電話に問題がある場合は、管理者がZoom Phoneのネットワーク設定を変更する必要があります。 -
リモートのIPとポート
通話に関連付けられたリモートIPとポート番号です。 -
ネットワーク遅延
パケットの送受信の遅延です。通常、遅延は150ms以下を推奨します。遅延値が大きくなると、通話参加者間で顕著な遅延が発生します。たとえば、音声の送受信に遅延が発生するため、通話参加者同士が頻繁に重なってしまう可能性があります。 -
パケット
パケット/秒(PPS)は、コーデックのビットレートを実現するために毎秒送信されるパケット数を表します。通常、PPSは50程度が一般的です。 -
頻度
送受信されるオーディオ周波数のサンプルレートです。通常、16~48kHzのサンプルレートが許容範囲です。周波数が高いほど音質は高くなります。
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パケットロス - 平均(最大)
最終宛先に到達しなかったデータ量です。通常、パケットロスは2%以下を推奨します。 -
ジッター
ネットワークの輻輳、タイミング・ドリフト、経路変更などによって発生する、パケット到着までの時間のばらつきです。通常、ジッターは40ms以下を推奨します。 -
帯域幅
Zoomが現在送信しているデータ量が表示されます。そのため、自分が話すと送信帯域は上がり、無言になると下がります。一般的に、高品質の音声には60~100kbpsを推奨します。 -
コーデック
Zoom Phoneが使用している音声です。通常、高品質の音声を保証するオーディオコーデックであるOpusが表示されます。
VDIで利用可能な統計情報
詳細については、Zoomデスクトップクライアントで利用可能なVDI統計情報についてのサポート記事をご覧ください。
品質の問題を特定する方法
品質の問題を特定するのに役立つ 3 種類の警告マーカーがあります。
- オレンジ色:品質に問題がある可能性があることを示します。
- 赤:品質に問題がある可能性が非常に高いことを示します。
- 赤い感嘆符 ( ! ):現在表示していないタブに品質の問題があることを示します。
こちらの記事は、「Accessing meeting and phone statistics」を元に作成しました。